桜に思うこと
最後の桜
大阪城に桜が咲きました!
桜が咲くと3年前、父が亡くなって初めての桜を見た時のことを思い出します。桜の花にはまだ遠い時期に父は亡くなりました。
「去年が最後の桜になったな」「ここ数年、歩くのが難しくなってたから、あの時一緒に見た桜が、最後の桜かな」
なんて懐かしい時間を振り返ったりしています。
あるときYouTubeで、桜の下で誓ったことが必ず叶う、というお話を聞きました。
なので父の亡くなった年は、桜の下で「父の志(こころざし)を継がせて下さい」と桜に祈りました。
今年の桜に誓うとするなら、あなたは何を誓いますか?
私は「自分らしく命を全うできますように」かな。

自分を生きる
子どもの頃は、自動的に母の喜ぶ選択をしていました。
そんなことを繰り返しているうちに、自分が何をしたいのか分からなくなったのです。
たくさん資格を取ったのも、自分が何かの肩書きを得ないと消えそうなくらい脆いものだと思っていたからかも知れません。自信のなさの現われでしょうね。
自分を生きることを始めた私には、色んな事が分かってきた感覚があります。
パズルのようにでこぼこがあってこそ、人は輝いて、助け合って生きていけるってことも。
あと何回かの桜
50代は桜を見ることができる回数が、あと何回あるんだろう、なんて考え始めちゃいますよね。
毎年同じように見える桜でも、一年一年桜は違います。それは自分の心の内を桜に映しているからかも知れませんね。
大阪城の思い出
小学生の頃お正月1日に、家族全員で車に乗って大阪城に行っていました。父のお友達家族問いっしょに、お堀の周りを走るのです。その後、豊国神社にお参りをして甘酒を飲む。
その頃のことをよく覚えています。穏やかな時間でした。
苦しかった経験もあるけれど、楽しかった思い出も沢山ある。
そのことを思い出せるように、桜を見上げてつかの間の春を楽しみたいと思います。

やよい