【日々の暮らし】

50代は自分をまるっと受けいれる

自分を知ると人生は好転する

50代は「人より豊かでないと」「人より優れていないと」「社会から認められないと」という価値観を持って育ってきた人が多いと思います。

その価値観は、戦後の過酷な時代に幼少期を過ごした親を持ち、競争が多いベビーブームの時代に生まれたことで備わったと推察します。この考え方が、私達世代を苦しめているのではないでしょうか。

若い頃は毎日の生活に必死で、心の底にある「もやっとした感じ」を無視できても、人生の折り返しを過ぎた50代は、心の悲鳴に無視ができなくなります。置き去りにしてきた心の引っかかりに光を当て、自分なりに咀嚼(そしゃく)し、消化してゆくことが、その後の人生を大きく変えると思います。

私自身「自分を知り、受け入れる」ことができてから、心の持ちようも周りで起ることも大きく変わったように思います。今回は、

1.自分の幸せに他人は関係なかった

2.何が幸せかは自分で決める

3.自分の欠点を受けいれる

ことについてお話します。

いまなんとなくもやっとしている人、こんなはずじゃなかったのにと感じている人、より充実した毎日を過ごしたい人に、お役に立てたら幸いです。

自分の幸せに他人は関係なかった

もうね、これは声を大にして言いたいです!

自分の幸せに他人は関係ないです。詳しく説明しますね。

私達は小学生の頃から「人の気持ちを考えなさい」「誰とでも仲良くしなさい」と学校で教わります。そしてそのように行動できる人が人から評価されます。

確かに、自分と同じように人は大切な存在です。「自分さえ良ければ人はどうでもいい」と言う意味では無いことはご理解くださいね。

けれども、この小さい頃に植え付けられた価値観を守るあまりに、自分を生きていない人が多いように思います。特に女性は。周りのことを考え過ぎて、周りの状況に合わせ、自分をあとまわしにする。ひと昔前の良妻賢母です。

それが本当に心の底から幸せを感じてできるのなら、素晴しいと思います。

けれども、人を優先するその裏に

「こんなにしてあげてるんだから認めてよ」

って気持ちは無いですか?

「こんなにしてるんだから私に見返りをちょうだい」

って気持ちは無いですか?

私はたっぷりありました!笑 そしてその裏の気持ちに気付いてもいませんでした。結果、自分をすり減らし、人からは感謝されずに我慢の限界が来ると大爆発。

相手はポカーン?ですよね。

これを読んで「私のことかも」って心当たりがある方は、今すぐやめる決意をしてください。大丈夫!やめると決めるだけで、自然にやめて行くことができます。

「人の気持ち、誰とでも仲良く」のなかに「自分」を入れて欲しいんです。「自分の気持ちも考える、自分とも仲良くする」っていうふうに。

なにが幸せかは自分で決める

これも50代アルアルの1つです。私達50代は「社会が良しとすること」「周囲の人に賞賛されること」を良しとする価値観を持っています。これもまた親や学校、育った社会から備わった価値観です。

この価値観で上手くいっていた時代もありましたが、今はもう令和です。50代は他人が決めた幸せを追い求めている時間はもう無い!

あなたの幸せはあなたにしか分からない」んです。

私の知人に「おひとりさま」で旅行することが大好きな人がいます。彼女は漫画を描くことも大好き。私の世代では珍しかったことです。いま彼女は50代で、仕事がお休みの度に1人で全国の美術館を夜行バスで巡り、趣味の漫画を描き、楽しそうに暮らしています。デジタルで漫画を描くこともできる時代になったので、彼女は「描いた漫画をネットで売ろうかな」って笑っています。

活き活きと楽しそうに暮らしている彼女を見ていると「時代が彼女に追いついた!」と、私も嬉しくなります。ちなみに、若い頃には彼女は周囲にバカにされていました。「いつまでもおひとりさまで、漫画を描いて、将来どうするんだろう」って、陰口を聞いたこともあります。

けれどもそんな彼女は、自分の心の声に嘘をつかなかった。

自分の幸せがどこにあるか、知るのは少し怖いことでもあります。けれども、この問いに向き合わないと、いつまでも「なんとなく」の人生になるのではないかと感じています。

あなたの幸せは、なんですか?

自分の欠点を受け入れる

私たちは減点法で生きてきました。「ダメな所を探して改善する」「欠点を無くす」「自分を変える」など。勉強でも「弱点を探してそこを重点的に勉強して改善する」って、テストの時にしませんでした?

けれども生きてゆくことは、この方法ではツラくなるだけなんです。

自分の一部を切り捨ててゆくことになってしまうから。

私は長い間、自分に自信が無くて、欠点を無くしたらもっといい人生になる、と信じていました。20代の頃から欠点さがしにやっきになって、改善したらきっと夢が叶って幸せになると信じていたんです。けれどもそれは心にある傷をさらに深く、広げることにしかなりませんでした。

20代から約30年間、あらゆる本を読み、学び、資格も取ってきたけれども、いつも同じパターンで終わる。そしてまたさらに自信を無くす。負のスパイラルに陥っていました。

私がこのスパイラルを断ち切ることができたのは、実家の相続揉めがきっかけでした。(参照:やよいの生い立ち

あまりに身体も心も苦し過ぎて、

「今までやって来なかったことをしよう。自分ととことん向き合ってみよう。それでダメならもういい」

と背水の陣で取り組みました。そして分かったんです。

「自分の欠点は欠点で無かった。自分をずっと守っていたものだった」と。

それが分かってからは自分が愛おしく、無視して嫌っていた欠点に、申し訳無い気持ちになりました。

まとめ

どうかあなたの嫌いな部分をもう嫌わないで下さい。

そして、世界に一人しかいない「自分」と言う存在に誇りを持ってください。

あなたの感じること、考えることは、あなたにしかないこの世界の宝物です。

あなたを受け入れて、一緒に生きていくって決めて下さい。

するときっと思いも寄らなかった素晴しい人生がそこにあるはず。

自分に問いかける方法は、また別の日にお話しますね。

このブログで気持ちがほぐれて、未来に希望が持てるかたがいらっしゃると、嬉しいです。

やよい

 

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